持続可能な農の正解は、ひとつではない。

田苑サイクルは、慣行栽培から有機栽培、自然栽培までひとつの正解に縛られない多様な農家さんの知恵と手間を尊重しながら、地域の野菜を扱うところからはじめています。またこれが正解の答えなのだとも思っていません。実体は別としても表現だけでも白黒させるというのが今の日本スタイルでしょうし、歯切れが悪い表現だと思われる方もいるかもしれませんが、「丁寧に作ってくれる農家なら栽培方法を問わず応援する」。気候の厳しさもご存知の通りだし、これは地域の持続可能性を第一に化学肥料や農薬も、有機や減農薬もそれぞれが工夫と知恵が詰まった農家さんの技術に対する答えです。できるものだけと、イモばかり食べるわけにもいかないでしょう。農の多様性が、食の豊かさを育てていることも事実です。また栽培方法だけでなく、規格外野菜によるフードロス問題も併せて考えいます。では規格外野菜となったふぞろいの人参たちを例に出荷のありなしを検証します。

左から、1.土から頭を覗かせ、日焼け=光合成によって頭が青くなってます。2.一時的に水分不足になったりした不格好な人参。3.モジモジしたねじれ人参。4.表面に黒く、色ムラがある褐変(かっぺん)と言われる現象が起きた人参。5.時折、話題となる歩く野菜、水不足や石に当たったこと起きる二股人参。6.虫が根っこを突っついたことでできたりもするイボのある人参。

個性といえば個性ですがスーパーでは、なかなか見かけない規格外人参を田苑サイクルではどうするか?全て大きさが満たないとか、あまりに使いづらいと1本として送りませんが、大きさはそこそこあるこの中では、2.は、これを一本としては送りません。4.は、保存期間や味に問題がある場合がありますので送りません。6.は多少のイボは、送りますが、これは色ムラも起きてますので送るのは控えます。家庭菜園でも野菜を作ったことがある人ならせっかくだからいただきます、だと思いますが、私たちが喜んでいただきます。さて5.は使いづらいと思いますが、1本としてお送りするつもりです。お願いでもありますが、当たりが届いた!と思っていただけるでしょうか。