農作物栽培のあれこれ(3)

先日のこと、畑楽ファームの部屋さんとのお話。農業に携わる人なら当たり前のようなことが、ズブのズブど素人ならではの一から出直してきます的な話をご紹介。
田苑サイクルのことの発端は、趣味のまねごとで、有機栽培、自然栽培、流行りの協生栽培、菌ちゃん農法など実験的に野菜を育て始めたのがことの始まりなのですが、小石を取り除くために土をふるいにかけたりして「土づくりが大切なんだよな〜♪」なんて聞いたようなことを思いながら、プロの方には失礼なので俗にいう土いじり程度はおこなってきました。いや、きたつもりだった…と言わざる得ない、なぜなら根本的な土の違いのことを知らなかったのだから…。

「この地域はお野菜の栽培に向いてるんですかね?」なんて素朴な質問を投げかけた時のこと、
「ま、このあたりは完全に花崗岩(かこうがん)からできた真砂土(まさど:このあたりではみんな「まさつち」と言う)だから、水はけはいいしなー」

おお、聞いたことあるぞ、やり始めた頃、近所の農家さんが「そこ、まさつちだろ?石灰とバーク堆肥っていうのがホームセンターにあるから買ってきて、その広さなら石灰は少しで全部入れるなよ、バーク堆肥は2袋くらい仕込んどけ、それから2週間くらいしたら植えるといいよ」と言われたことがあった。土の名前か、マニアックでいいな、その辺の公園とか違うのかな?子供の時からいじってる当たり前の土でしょ、くらいに思ってた。

「まさつちっすよね」(なんてわかったようにオウム返しの相づち、悟られてしまった)
「関東の方とか、黒い土わかる?」
「ん?黒い土ですか?知らないです」
「学校の運動場とか、黒かったりするじゃない」(へ、あー、高校野球の取材シーン、なんか黒っぽいっけー、確信なし)
「そうなんですか…」(?)
「あのあたりは火山灰でできた土だから黒いのよ」(…)
「え、火山灰?富士山ですか!?」(そう思えば、そうか)
「トマトなんかうまいだろうね、熊本とかトマト、おいしいじゃない」(んっ?おっ!)
「あ、阿蘇山ですか…(あっ)鹿児島(桜島)がさつまいも!」
「そうね(ニマリ)。あとは気候とか…」(話はづづく)

北海道はじゃがいもとか、気候と土壌。わかっちゃいるけど、肌で感じる寒暖差の温度とか、目に見える雨や雪とか、気候ばかりが中心になってて、根本的な土の質って整理がついてなかったなって。土はふかふかにしろって言われてもすぐかちこちに固くなるんだよな土って、とただ思ってた。何をつくるかで水はけや肥料、堆肥の量とか水分、栄養分を保つように基本の土、そのものをしっかり理解しないから、育った作っただけではおいしくはならないんだなってここにきて納得、再認識。暖かくなって慌てて今、仕込んだ野菜…気候頼み…あー期待できなくなった。同じこと繰り返してる…もう一回、土からやり直しだ。無知な私にいい話聞かせていただいて、身も心も大満足です。歩いたり、走ったり、あんなに触ってきた土…気づかせていただいて本当、リスペクトします!敬礼。