農作物栽培のあれこれ(1)

旬な農作物の収穫時期を知って、環境負担の少ないお野菜を食べる。

自然界の植物が、四季折々、気候に沿って花を咲かせたり、実をつけたりと循環を繰り返しながら成長していることはご存知の通り。野菜だって植物、万年草というのも存在しますが、あたたかい時期や気温の低い時期の栽培に適した野菜があります。食べたいものが、食べたい時に、何でも揃っているスーパーの売り場に慣れた私たちの生活は、そんなことを遠くの世界に追いやってしまいました。かくして気温の低い時期でも、ビニールハウス(理由はこれだけではありませんが)で、あたたかい時期にできるものを栽培するようになりました。地域や品種によっては、暖房器具を用いて栽培するところもあります。冬場は虫もほとんど活動しないので、育ちにくさを除けば、葉もの野菜が育てやすい時期でもあります。食べたいものが、一年中手に入るというのも豊かなことかもしれませんが、季節感をも味わいながら、あるもので何をつくろうか、と思いを寄せながら料理して食べるというのも豊かな暮らしではないでしょうか。

きゅうりは夏の暑い時期によく育ち、収穫されますが、体の熱を逃がして体温を下げる作用があります。根しょうがの収穫は10月頃からですが、しょうが湯は体を温める働きがあります。旬=人の暮らしに寄り添っていると思いませんか?お野菜だって生き物、「どうぞ、食べてください!」って育ったわけではありませんが、こんな理にかなった旬な野菜が、もっとたくさんあります。

ハウス栽培/写真:三田農園

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